2025年7月29日〜8月4日。ご両親にとって初めての海外旅行を、ご本人に渡す1本にまとめるための下ごしらえです。 主役はお母さん。これまでのベトナム編(赤と黄の熱帯の配色)やマレーシア・シンガポール編(国旗の色)とは、 意図的にテイストを変えています。
この画面はすべて 1920×1080 の実寸で組んだもので、表示だけカード幅に縮めています。
絵に描いた見本ではなく、そのまま書き出しに回せる HTML/CSS です。
決まった案の数値を ~/vietnam-parents-video に移して、headless Chrome で連番PNG → ffmpeg でアルファ付き素材にします
(After Effects も Remotion も使いません。既存のベトナム編・ハコブネ編と同じ作り方です)。
背景は映像の見立てです。実際の収録素材ではありません(理由は末尾の「素材のこと」に)。 文言もすべて仮です。
「ベトナムはこういう国です」を見せる動画ではなく、70代前後の親が、初めてパスポートを使って海外に出た数日間の記録にします。 だから軸になるのは観光地ではなく、お母さんの顔と、お母さんが言ったこと。 観光地の情報とベトナムの地理・歴史は、その合間に「そういう国なんだ」と分かる程度で差し込みます。
| 主役 | お母さん。迷ったら、お母さんが映っているカットを残す。引きの景色よりも、景色を見ているお母さんの顔を優先する |
|---|---|
| 語り手 | 連れて行った側(息子)。左上のテロップ「息子に誘われ、初の海外旅行へ」がそのまま番組タイトルになる |
| 渡す相手 | ご両親。10年後に見返しても古びないことを、にぎやかさより優先する場面がある |
| 写真 | 約300点。余らせない。1枚ずつ丁寧に出すのではなく、章末にまとめて流す型を用意した(後述「写6」) |
| 日付 | 動き | 章 |
|---|---|---|
| 7/29(火) | 福岡・中洲川端に前泊。翌朝が早いため。天神の地下街でお茶漬け(写真1枚) | 前夜 |
| 7/30(水) | 早朝 福岡空港発 → ホーチミン着。夕方の便で ダナンへ。宿はフォーポイント バイ シェラトン | DAY 1 |
| 7/31(木) | ダナン | DAY 2 |
| 8/1(金) | ダナン | DAY 3 |
| 8/2(土) | ダナン | DAY 4 |
| 8/3(日) | 午前 ダナン → ホーチミン。深夜便でホーチミン発 | DAY 5 |
| 8/4(月) | 朝、福岡空港着 | おわり |
DAY 2〜4 に何をしたかは素材を見てから埋めます。現時点で分かっているのは上の枠だけです。 (ホイアン・バーナーヒルズ・五行山などに行っているかどうかも、まだ確認できていません。)
1枚しかない写真ほど、置き場所を決めておいたほうがいいので先に書いておきます。 動画のいちばん頭、タイトルが出る前に置くのを勧めます。 「海外の話」が始まる前に、天神の地下街のお茶漬けが3秒映る。そのあとに飛行機。 日常から地続きで始まるので、最後に福岡に帰ってきたところと対になります。
1日目(7/30・福岡 → ホーチミン → ダナン)を、にぎやかな旅番組版と 静かなドキュメンタリー版の2本つくります。同じ素材・同じカット割りで、載せる画面だけ変えるので、 片方ができればもう片方はほぼ自動です。
いただいた画像(1672×941)を1ピクセル単位で実測して 1920×1080 に起こしました。
色は 紺 #020441 シアン #1FD9F6 黄 #FEF80E、角の落としは約24px、
左上は約480×155、右上 566×84、下部 1137×132。
左上だけ文字が「白+紺の太い縁取り」の袋文字で、右上と下部は紺のベタ文字、という作り分けもそのままです。
ご指定どおり、左上に観光地名(日本語+現地表記)、 右上に「◯日目」とその日を一言で表した言葉を出します。下の一覧の案E-2がそれです。 板を置かない代わりに、上下に薄い目隠しを敷いて白い明朝が飛ばないようにしてあります。
左上のテロップ・右上の見出し・下部の字幕の3点セットで比べられるようにしてあります。 本採用は上の案A-R(忠実版)と案E-2です。この一覧は、ほかの方向と見比べるために残してあります。
1本の中で混ぜてもいい、というのがこちらの提案です。 にぎやかな案A系を全編に敷くと、お母さんが静かに海を見ている10秒のようなカットまでうるさくなります。 ふだん=案A系 / 解説の語り=案E / お母さんの発言=案F の3枚看板で回すと、 番組らしさを保ったまま、見せたいところで静かにできます。
図案について。ノンラー(笠)・ハス・龍といった「ベトナムらしい絵」は、こちらからは足していません。 色と文字だけで組んでいます。案A系に入っている飛行機・チケット・波は、送付いただいた画像にあったものです。
下部の字幕だけを差し替えて並べたものです。どれも案A〜Fのどの画面にも差し込めます。 全部を使う必要はありません。実際には T2(ふだん)・T3(暗い画)・T6(母のことば)の3つで8割が回り、 残りは「ここぞ」で足す用です。
体裁だけでなく、実際に出す文言のトーンも決めておきたいので、方向を3つ置きます。素材を見てから確定します。
今回いちばん考えたところです。写真が約300点あります。 1枚3秒で全部出すと15分になってしまうので、「丁寧に出す少数」と「まとめて流す多数」に分けます。 カードを押すと動きます。
配分の目安。300枚のうち、写1(全画面+寄り)で丁寧に出すのは 20〜30枚まで。 残りは 写2(3枚並べ)・写5(引きと寄り)・写6(章末グリッド)に回します。 写6は1回で12枚を3.2秒で消化できるので、1日1回 × 5日で60枚。 これに写2・写5を足すと、無理なく150〜200枚が動画の中に入ります。残りはボツではなく、 おまけとして静止画のスライドを別ファイルで渡すのもありです。
ご指定の「ふわっとした転換」=デザインカタログのm-fade(溶けて重ねる)で統一しました。 なお、お伝えいただいた「48.日本酒のきほん」は、カタログ上は 72番です(48番は「5分で分かるIT」という別物)。 72番の動きが m-fade なので、そちらのことと解釈しています。違っていたら直します。
わずかに寄りながら現れて、引きながら消える。斜めに覆うワイプのような主張をしないので、 親御さんに渡す落ち着いた1本に向いています。カードを押すと、前のカット → 覆う → 次のカット が通しで動きます。
「説明の動画」にしないために、1回30〜40秒 × 3回までに絞る案です。 入れどころは、移動中の車窓・飛行機・歩いているところなど、絵が動いていて説明が邪魔にならない区間。 案E(明朝・板なし)+ T9 で出します。
ベトナムは、南北に細長い国です。北の端から南の端まで、まっすぐ測っておよそ1,650キロ。
日本でいえば、青森から鹿児島くらい。
面積は日本よりすこし小さいくらいで、そこに約1億人が暮らしています。平均年齢は日本よりずっと若い。
まず降り立ったホーチミンは、南のはしにある経済の中心。かつてはサイゴンと呼ばれていた街です。
ダナンは、その細長い国のちょうどまんなか、海に面した街です。
長いあいだ、ここは「通り道」でした。北の首都ハノイと、南のサイゴン。そのあいだにある港。
すぐ南のホイアンという町には、400年ほど前、日本人が住む一角がありました。朱印船で来た商人たちの町です。
いまも「日本橋」と呼ばれる橋が残っています。
(※ホイアンに行っていれば、ここで橋のカットに繋ぐ)
いまのベトナムがこの形になったのは、1976年。南北が1つの国になった年です。
そこから10年たった1986年、「ドイモイ」——日本語にすると「刷新」——という方針が決まって、
市場経済に舵を切りました。いま走っているバイクの数も、建っているビルも、そのあとの40年で増えたものです。
初めての海外が、この国でよかったのかもしれない、と思いながら帰りの便に乗りました。
数字は公開前にもう一度当たります。上の「1,650キロ」「約1億人」「1976年」「1986年」は一般によく使われる値ですが、 親御さんに渡すものなので、書き出し前に出典を取り直して、迷ったら数字のほうを落とします。 「日本人町」「日本橋(来遠橋)」も、ホイアンに実際に行っていれば映像と突き合わせます。
デザインが決まったらSlackから落としてドライブに入れる、という段取りで承知しました。 ただいまのSlack連携には「ファイルを手元に落とす」機能がなく(中身を1枚ずつ表示することはできますが、 約300点をファイルとして保存する手段がありません)、このままでは着手できません。
Googleドライブも全部見ましたが、今回の素材(IMG_7066〜IMG_7522 あたりの連番)はありませんでした。
ベトナム旅行 フォルダにあるのは2024年8月の別の旅行(697点)、旅行 フォルダはマレーシア・シンガポール編だけです。
いちばん早いのはこの2つのどちらかです。
① Slack の API トークンを1つ用意していただく(files:read があれば足ります)。
そうすれば、こちらでSlackから全点を落として、ドライブの 親とベトナム旅行/ に入れるところまで自動でやります。
② スマホやPCから直接ドライブに上げていただく。親とベトナム旅行/ というフォルダを作って放り込むだけで、あとはこちらで拾います。
素材が来たら、全点の中身を見て日ごとの台帳(どのカットに誰が映っていて、何を言っているか)を作り、 ここで決めた画面デザインを載せた通しの書き出しに入ります。